星野麗子(かとうれいこ)

80年代の半ばごろになるとAVにおいて「巨乳」が一つのカテゴリーとして確固たる地位を築きはじめたために、一般のグラビアにおいては一時的に巨乳人材があまり出てこない状態になってしまっていた。まだイエローキャブも台頭する直前の話である。

そんな80年代の半ば過ぎに彼女が現れた。もう圧倒的な存在感はまさに他の追随を許さないものであった。巨乳に興味が無い人たちはなぜエッチなからみも自慰シーンもないこのようなビデオで一人エッチができるんだろう、と不思議に思えるのだそうだが、要はあこがれるものへの思い入れとそこからの想像力をかきたてるパワーがおっぱいなのだとでも言えばいいのだろうか。

しかし不純な動機で見た「大人になりたい」が実はとてもいい映画で思わずほろっとしてしまったことを思い出しました。彼女がもう水着グラビアはこれが最後、と数回宣言してラストグラビアを写真週刊誌に載せていたころは「たく何様のつもりだ」とか「なんで自分が人気が出たのかよく考えてみろ!」などと仲間内ではひどいことを言ってしまったのは申し訳ない。

このジャンルでトップを極めた人がどこらへんのタイミングでどんなふうに退くかというのは難しいものです。数年後にそのことを青木裕子さんでもう一度考えさせられたわけですし。