山根かおる

60年代や70年代には大物写真家が男性週刊誌にヌード写真を掲載することが多かったが、そのときたいていソフトフォーカスだのぼかしだの変なものを持たせたり変なところに立たせたりというものが当たり前であった。

ヌード写真に対して「これはエッチ欲のおかずに使うような写真ではない、芸術なんだ」とムキになって主張しているような時代、つまりそれだけまだヌード写真への風当たりは強かったのである。それがようやく80年代になるとあたりまえに写すものが増えてきた。この写真を見たころ、いよいよ時代はバブルへ突入し、時代は一時的に微乳指向へとはいっていく。