研究報告

おっぱいの大きさを表わすために通常用いられるアンダーバスト数値とカップサイズの組み合わせ。この表し方は2種の指標の複合であるために乳房の大きさを絶対的に比較することが難しいものである。

体の大きさとおっぱいの大きさの関連とそれによる豊乳感の差異はどのように現れるのか、というおっぱいフェチにとっての最も基本的な課題について今回一つの仮説を設定し、それを検証するためにいくつかの測定を行い興味ある知見を得たためここに報告を行うこととした。

相対性豊乳仮説

通常ブラのカップの内側空間容積は70Dと75Cでほぼ同じ、つまりアンダーバストの1サイズ違いに対してカップの1サイズの違いが対応していると言われこれを目安に自分にもっともフィットするブラを選ぶようにと言われています。

アンダーバストは実測で68~73cmくらいの範囲がサイズで70、73~78cmくらいがサイズで75にあたりますのでその場合カップサイズは普段70Dを選んでいる人が75でもDを選ぶとカップ内が余るし通常75Dを選んでいる人が70でもDを選ぶときつくなってしまうわけです。

さて、BとGという5段階の違いがあるカップで容積が同じとなるサイズはどこかを考えてみますと最初の前提から考えて70Gと同じ容積になるBカップというのはアンダーを5段階変えればよいわけですから95となります。つまり表1の丸2と3で容積がほぼ同じであろうということです。しかし当然のことながらその形状はまったく異なり3のほうが乳房の存在が明確で巨乳感もあります。

これはアンダーとトップの比率で見てもわかり3のアンダー70、トップ95においては円周の比が1.35、2のアンダー95、トップが108のときの比は1.14ですから乳房が突き出す率が前者のほうが大きいということが推測できます。

COMPARISON1

次にもし4のアンダー95、トップ120のGカップと同じだけの容積をアンダー70の体型で出そうとすると何カップになるかを考えてみると、実際にそのような製品が販売されているかどうかは別として70L(トップバスト108)となりこのあたりはかなり非現実的な状態と考えられます(もちろん存在はすると思いますが)。実際にグラビアやAVなどの巨乳さんたちを見てもやせて小柄な人のカップはHかI付近で限界を感じるようになり、実際のところIカップ付近の人ではさほど痩せているという人はいないようです。

それ以上のカップサイズ、K、L、M、N~となってくるとある程度のぽちゃでなければなかなか難しい領域であると思われます。これに関して下図を見ていただきたいのですが左が痩せた人、右がぽちゃで体の横幅でかなり差がある例です。

やせた人の乳房をそのままぽちゃの人にあてはめると右の色のついた円のようになりますが実際の乳房は点線で現した外側の円となることがほとんどでしょう。ですから仮にカップの深さが同じであると裾野の円周が大きい分だけ容積は大きくなるはずではないかという推測が出てきます。となると冒頭で書いたようにアンダーの1サイズとカップの1サイズで容積がほぼ同じとなるように対応しているということ自体が果たして正しいかの疑問が出てきます。

隣同士のサイズならば「ほぼ同じ」であってもそれは「ほぼ」であって下のグラフのようにどちらかへ少しずつすれが生じてくるのではないかということが推測されるわけです。ですから最初の表1においても2と3は実はかなり容積が異なっていてどちらかのほうが大きいのではないかということになります。次回ではこのことを実際に実験によって確かめる試みをしてみたいと思います。

fig1a GOSAa

 

仮説に関する検討報告

試験方法

同一メーカーの同一製品ラインのブラジャーを準備した。このとき矯正機能やパットなどの付加物の無いシンプルなレースのものでかつ1/2や2/3でなくフルカップの製品を選択した。サイズはアンダー75が選択した製品ラインで最も小さいものだったのでそこで最もカップの大きい75G、そしてこれに対応するものとしてアンダー90が最も大きいものだったのでカップは3段階下のDつまり90Dを用いた。

この中間のサイズとして85Eも試験に用いた。また、同じカップサイズでアンダーサイズごとにカップの内容積がどれだけ変るかを調べるために75E、80E、85Eの3種類をそろえた。さらに同じアンダーバストサイズでカップの違い毎にどれだけ容積が変化するかを調べるために85E、85G、85Iの3種類についての試験を行った。

カップ内容積を求めるための方法として不確実な計算による算出よりも確実でかつ同一条件を設定することでブラ毎の容積を公平に測定できると考えられる方法として今回私はお米を入れる方法を考案した。

図1のようにサイドのバンドと肩紐の同じ場所をスタンドに固定してブラのカップを地面と水平に保ちそこに米を入れる。米どうしの隙間があかないように慣らしながらゆっくりと入れてカップの上下両端ですりきりとなるところまで入れる。この米の容積をメスシリンダーで計る。左右のカップで測定してその平均値を求めそのブラのカップ内容積を求めた。次に最初の測定で用いた85Eと同じアンダーサイズで最もカップサイズの大きかった製品である85Iのブラを用意してその内容積を測定した。

sokutei
図1

 

結果

75G、85E、90Dでのカップ内容積の測定値をグラフ1に示す。

graph1a

75E、80E、85Eでのカップ内容積の測定値をグラフ2に示す

graph2a

85E、85G、85Iでのカップ内容積の測定値をグラフ3に示す。

graph3a

 

75G90D
75Gと90Dの底面(入り口部分)比較。全く同じサイズに設計されている

考察

グラフ1よりわかるとおり75G、85E、90Dでカップ容積は小さくなり75Gと90Dでの差は150mLであった。今回測定を行わなかったこれらの間のサイズすなわち80Fはその間の容積であると考えられ、隣り合ったサイズでの容積の差は約50mL前後であると考えられた。 従来アンダーの一サイズ違いがカップの1サイズ違いに相当すると言われており、75G、85E、90Dは手にとって観察してみてもほとんど同じ大きさに感じられるが実際測ってみるとやや容積は減っていくことが確かめられた。

このことは同じカップサイズでアンダーサイズを変えていったときの測定結果とアンダーサイズを固定してカップサイズを変えていったときの測定結果とも合致していた。ブラの形状よりこの結果をもたらす要因を推測してみた。75Gのブラのカップの深さは約10cm、90Dの深さは約8cmでありカップ底面の最も幅の広い部分の長さは75G、90D共に同じ15.5cmに設計されていた。当初90Dのほうが底面の広さを大きくとっていると推定していたことと異なっており、底面積が同じで高さが低い分必然的に75Gより90Dのものの内容積は小さくなったと考えられる。

次に同じアンダーサイズでカップを変えていった場合と同じカップサイズでアンダーサイズを変えていった場合の差を比較してみると今回は試料が多くなかったため傾向にとどめるがグラフ2での同一カップでのアンダーの1サイズ違う毎の容積の差は約170mL、両端の85Eと85Iの差が835mLであることよりこの間の各カップ毎の容積の差は208mLということからカップ毎の容積差のほうがアンダー毎の容積差より大きいと考えられた。しかし各カップ毎の容積差が直線的変化ではないことが最初の試験より推定できるので今後85Eから85Iまでの間のすべてのサイズをそろえて試験を行う必要があると考えられる。

同一のアンダーサイズにおけるカップサイズの違いが同一カップサイズでのアンダーサイズの違いより容積差が大きいことは私たちが感覚的にとらえていることと合致するであろう。同じEカップを標榜している人では痩せている(すなわちアンダーが小さい)人のほうが太った人(アンダーが大きい)より巨乳に見えることがこれにより説明できる。ただしこれは体全体を見た場合の印象であり、乳房のみを近づいて見る場合においてはアンダーサイズが小さい場合のEカップより大きい場合のEカップのほうが容積が大きいので巨乳感も増すであろうと思われる。

しかし今後の課題として実際のおっぱいはブラの中に完全に包みこまれるように入るものではなく、サイズが大きくなるごとにブラの上部へはみでる部分の容積が増えるということから実際に同じアンダーサイズを持つ人でのカップサイズ毎の本当の乳房の容積はどれくらいなのかということを実際の胸を用いて測定していくことであるがこれはなかなか困難なことである。もっともこれに類するようなデーターはすでに下着メーカーは保持している可能性が高いのであるが。

またこの検討はあくまでブラジャーの側より行ったものであるが、現実には同じサイズのブラを装着している女性の実際の胸の大きさも形もまちまちであり多くの場合本当は合っていないサイズのものを着ていることも多いと言われる。したがって理想的な形にブラにフィットした場合においてのみ検討で得られた結果に近似した状態が現れるものと考えられる。

 

75Gyoko 90Dyoko 85Iyoko

くまなく眺めまわしその違いを見比べてみる。75Gは約2cmほど90Dよりカップが深い。85Iはさらにそれより3cmカップが深い。

 

後記

ブラの値段もなかなか馬鹿にならないもので特に今回は大きめのサイズをいくつも購入したのでずいぶんお金がかかりました。大きな胸のサイズの女性の苦労をかいま見たような気がします。

それにしてもやはりIカップの桁の違いな大きさには驚きました。最初手にとったときさほどでもないように思えたのですがお米を入れてみるともうそのカップ内の大きさはやはり段違いでした。タオルを入れてアンダーワイヤー部分が下に着くようにして下の画像ように85Eのブラと比較してみるとその違いがわかるでしょう。上記の報告のとおり85Iのカップ内容積は1620mLもあり、もし胸の比重を1とすれば(脂肪であるぶんもう少し軽いと考えられるが)1.6Kg、ブラからはみ出している上部の部分もあわせればおそらく2000mL=2Kg近い重量となるででしょう。

両方で約4Kgをストラップで持ち上げているとすればひどい肩こりがするということもわかりすぎるほどのことですね。

 

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それにしてもこのIカップのブラ、これから何に使いましょうねえ(笑)シンデレラのガラスの靴のようにこの85Iのブラをはちきれさせる女性が私の前に現れてくれれば、なんて夢を見てしまいそうです。

ちなみにこの製品ラインで最も巨大なサイズは120Iというものですがアンダーが120cmというともう相当なぽちゃさんでそこにIカップとなるとトップは150cmとなりますからまさに渡会あんなさんクラスということになりましょう。